しんりの手 :psych NOTe -5ページ目

男らしい人ほどホモの予備軍

sumocup

日刊スポーツ


優勝した相撲取りが酒を飲むのはかっこいいと思う。男は豪飲豪食であるべきだと思う。格闘もの、軍隊ものが好きだ。男は強くあるべきだと思う。ホモは嫌いだ。男は女を好きになるべきだと思う。


そんな自分の嗜好を友達と話していたら心理学の院生(つまり僕の同僚)に、僕はホモっけがあるかもしれない、という診断が言い渡された。ホモ嫌い(homophobia)というのは、自分の中のホモ性を嫌い、隠す。その為に裏返しの表現としてホモを必要以上に嫌う傾向があるらしい。


そして紹介された映画が「アメリカン・ビューティー」(American Beauty)。この映画の中の軍人(かなり男らしい)はホモっ毛があるがためにホモを毛嫌いしているのだそうだ。

そうだっけ?僕がこの映画を最初に見たときは、それぞれの登場人物が自身のことばかり考えていて、他人との意思疎通が駄目なやつばっかりの訳がが分かんない映画だなぁ、くらいの映画としか感じなかった。それとミナ・スバリちゃん(Mena Suvari )の裸目当てで買う性欲処理ビデオくらいかと思っていた。いろんな賞を総取りした映画だけどその時の自分では理解できなかったな。


心理学の人が見るとビデオも違って見れるものなんだな。もう一度見てみよう。

ソニー・ピクチャーズ
アメリカン・ビューティー

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検索キーワード:心理学、同性愛嫌悪、同性愛恐怖症、homo-phobia, phobia、ミーナ・スヴァーリ, ケビン・スペイシー、


写真より線画のほうが理解しやすい

drawingandpicture


上の2つの図(写真と線画)は同じ物体を示している。2つを比べると、人間は線画のほうが早く理解できる。情報が簡略化されているので、脳の情報処理もすばやく行える。


簡略化された線画(simplified line drawing)は注目するべきことが強調されているので理解しやすい。上の例で言えば「手」またはその輪郭に注目すれば良いと感じられる。情報の理解がより楽なため、線画は様々な所に使われている。説明書の絵、操作パネルのアイコン、など。これらは情報をすばやく理解することが要求される場面だ。


これに対して、写真は詳細な情報を示せる。上の手の写真を見れば、影の付き方、立体感、筋肉の付き具合、骨の加減などが読み取れる。逆に言えば、写真はこういった細かい情報が脳の理解を邪魔をするために、単純に「手」というものを認知するのを遅らせている。


要は、用途に分けて写真と線画を使い分けるということだね。詳細にこだわらない情報やすばやい理解が必要なら線画が良い。詳細も必要な情報なら写真が良い。


以上はこの本から。情報を視覚的にどう示すべきかを心理学と視覚の観点からわかりやすく説明している。わかりやすく示すことがこの本の趣旨だしこの筆者の専門だから、この本がわかりやすいのも当然だな。どうしたら教科書がわかりやすく書けるのか、というのを参考にするのにも良い本だ。

Colin Ware (2000)
Information Visualization: Perception for Design (Morgan Kaufmann Interactive Technologies Series)

検索キーワード、心理学、認知心理学、image-based thoeries, structure-based theories, visual objects, object recognition, 物体認知、視覚認知、もとの研究は Ryan and Schwarz 1956.

ブライアン・ウィルソン(ザ・ビーチ・ボーイズ)の精神病

先月号の雑誌「サイエンティフィック・アメリカン・マインド」(心理学雑誌)が8ページに渡り、ザ・ビーチ・ボーイズのリーダーであったブライアン・ウィルソンの特集をしている。ブライアン・ウィルソンは音楽の天才で、あまりに天才過ぎて精神病になってしまい、麻薬漬けになり、そして最近、復活した。そんな奇跡の音楽家だ。

The Beach Boys
Sounds of Summer: The Very Best of the Beach Boys 有名な曲ではこのアルバム(ベスト盤)の中の①カリフォルニア・ガールズ、⑬イン・マイ・ルーム、30グッド・バイブレーション、など。大抵がトップ40ヒットなんで、どれも有名な曲ばかりだけれど。

この記事は科学雑誌らしく、ブライアン・ウィルソンの精神病を心理学の観点から考察している。これによると、

「(ブライアン・ウィルソンのように)とても創作的な人は重度の精神病に陥りやすい」

「多くの芸術家は20代にその芸術性を栄華する」

「ブライアン・ウィルソンは20代前半に精神病を発症した。これは典型的な精神病の発症年齢だ」

「精神病のためにブライアン・ウィルソンは脳の中央実行系(central executive)に支障をきたした」

「精神病が人を創作的にするわけではない、しかし、一部の天才は時として(精神病時の)支離滅裂なアイディアを芸術へと昇華させる」


「精神病の症状は常に一定ではない。波がある。精神病の症状が出ていないときにブライアン・ウィルソンの創造性は最大であっただろう。(精神病の症状が出ているときには中央実行系がうまく作動しないので、芸術をまとめるだけの能力が無い)」

「麻薬(drug)はブライアン・ウィルソン自身は精神病の症状の治療に役立つと考えていた。精神病の患者によく見られる行動だ」

「ブライアン・ウィルソンの病名は統合失調性感情障害(schizoaffective disorder )だった。これは精神病(psychosis)と異常な心的状態(abnormal mood)のコンボだ。」

ブライアン・ウィルソンの精神が壊れる直前に出した世紀の名作がペット・サウンズ。ビートルズのポール・マッカートニーが「歴史上で最高のアルバム」と評した大傑作。

Beach Boys Pet Sounds

そしてブライアン・ウィルソンが精神病を発症したためにお蔵入り(1967年時)になったアルバム「スマイル」。最近、回復したブライアン・ウィルソンが編集(2005年)して、ついに日の目を見た伝説のアルバム。

Brian Wilson SMiLE

こんな偉大な音楽家が20年間もまともな創作活動をしていなかったなんて人類の大きな損失だ。彼がまともな状態で音楽を作り続けていたら世界が変わっていたかもしれない。

どうやったら精神をまともな状態に保てたんだろう?父親の暴力が無かったら彼はまともに育って天才性も維持できたんだろうか。親戚(マイク・ラブたち)との不和が無ければ状態は変わったんだろうか。ツアーに出ずにスタジオで音楽を作り続ける環境があったら?夢は尽きないけれど、今ブライアン・ウィルソンが生きていて、音楽を作れているだけでも感謝しよう。

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元の記事:Scientific American Mind, volume 16, number 4, 2005.

Brian Wilson: A Cork on the Ocean


関連するウェブ:

ブライアン・ウィルソンが復活してスマイルを作る様子のビデオ


検索キーワード:心理学、臨床心理学、scientific american mind, 、the beach boys, beachboys, brian wilson, smile, pet sounds, sweet insanity, a cork on the ocean, brian levine, Eugene landy, ユージン・ランディー、精神病(psychosis, mental illness, psychiatric disorders, psychotic disorders, ), Mike Love、マイク・ラブ、

乗り物酔い警報

sickness alert

乗り物酔いというのは体を変に揺らされ続けると気分が悪くなる現象。これを測る機械がある。揺らされるのを測るのは3次元分に相当する3軸のセンサーだ。これが急激に揺らされる運転が続くと警報が鳴るということなのかな。車の電源で使えるそうです。


漫画「頭文字D」でコップに張った水をこぼさないように車を運転する練習をしたというのがあったけれど、それと同じ理論なんだろうね。いつきちゃん(だっけ?女の子)も拓海の運転なら酔わないって言ってたし。


ところで女の人の運転て乗り物酔いにさせる運転が多いよね。車線変更とかもハンドルをぎゅるんぎゅるん回して、同乗者を揺らしながら車線を変えていく人が多くない?なんで女にこういう運転をする人が多いんだろう?あれは同乗者を眠らせないようにしようとする女の策略なのか?他の男女差は心理学でもよく研究されているけれど、こういう男女差の研究は聞いたことが無いなぁ。


ちなみに乗り物酔いとかの研究をする分野はヒューマン・ファクター心理学(Human factors psychology)。で、この機械を作った会社はTNOヒューマン・ファクター社 (オランダ)。

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元の記事:Technology Review, may 2004, p.14.

Motion Sickness Alert


検索キーワード:心理学、motion sickness, TNO Human factors, Jelte Bos, dutch,


【復習】ハチはダンスで意思疎通する

David Burnie
How Nature Works/100 Ways Parents and Kids Can Share the Secrets of Nature (Reader's Digest)

オーストリア人のフリッシュはどうぶつのこうどうをけんきゅうしたかがくしゃです。フリッシュはにんげんいがいのどうぶつでもことばをつかうものがいることをはっけんしました。ハチさんがまわるようにおどる(round dance)ときはおはながちかくにあるというあいずで、このおどりをつうじてほかのハチさんもおはながちかくにあることをしることができます。ハチさんのおしりふりふりダンス(waggle dance)はおはながとおくにあるというあいずです。はちさんのおしりのむきがおはなのあるほうこうです。おしりふりふりのはやさがおはなまでのきょりです。ハチさんはにんげんのことばをしゃべることはできませんが、こうやってなかまとはなしてるんですね。


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引用元: How nature works: 100 vways parents and kids can share the secrets of nature. david Burnie. 1991. p.115.


子供向けの本なので英語も簡単に書かれている。子供向けなのに内容はかなり盛りだくさんで、院生の僕も学ぶところが多かった。このシリーズ(Reader's Digest)は写真やイラストも多いので大好き。


検索キーワード:心理学、動物学、karl von Frisch (1886-1982), honeybees, nectar-rich flowers,

ウェブの情報源

僕ら院生のように調べ物をしたり論文を書いたりする者にとっては情報をどこに行けば手に入れられるかを知っておくことはとても大切なことだ。特にウェブ上にある多すぎる情報の中から大事な情報を探り出すのは結構手のかかる作業なので重要なところは抑えておきたい。


連邦政府: 死因、違法ドラッグの使用率、収入、教育、老人、職業、航空など
Fedstats

国勢調査: 年齢別の人口など細かい情報も調べられる。

US Census Bureau

世界の国々: エイズは日本では人口の0.1%以下。アメリカでは0.6%もいるんだな。

CIA WorldFact

これらの情報はこの本から。どんなデータはどこから探せばいいのかの情報がかなりの量で載っています。1997年の本だけれど、政府系のデータが多いせいかほとんどが現在も使われているアドレスで使えます。物書きの人にはお勧めの本。

Paula Berinstein, Susanne Bjorner
Finding Statistics Online: How to Locate the Elusive Numbers You Need (A CyberAge Book)

望まないトラックバック

ブログを更新する暇があまり無く、ほったらかしていたら、全然関係ないトラックバックが多数寄ってきている。性器などの名前をブログで書いた日の記事 にはトラックバックが16も来ているよ。他の項目はゼロなのに。あー、うざいなぁ。しかもアメブロには禁止単語の設定が無いので一つ一つに対処してかないといけないし。めんどくさいなー。

教訓:
自分のブログには汚い言葉を使わないように。速攻で嗅ぎつけられてTB地獄。




難しい統計の基礎知識

心理学の文献とかを読んでいると難しい統計の用語が頻出する。そんな時は、はっきり言って、もうその文献を読むのをやめたくなる。でもまぁ基本的な考え方だけ理解しておけば、そんな文献も読破できるんで、基本だけを下に書きました。


えーと、つまり、「分散」(variance, variance accounted )などと出てきたら、それはrの二乗と同じくらいの意味だと考えておけば理解できます。解釈の仕方は下の表を参照。例で言えば、分散が0.49(または0.49から0.81の間)だったらその研究の独立変数と従属変数の結びつきが「とても大」なんだな、という訳です。大きい方が良いです。

独立変数と従属変数の関係 効果
エフェクト・サイズ d
相関関数 r 相関関数効果量 r二乗 分散
極小 0 0 0 0
0.2 0.1 0.01 0.01
0.6 0.3 0.09 0.09
1.2 0.5 0.25 0.25
とても大 2 0.7 0.49 0.49
ほぼ完璧 4 0.9 0.81 0.81
完璧 無限 1 1 1


上記の表はここを参考に僕が書き足しました。A New View of Statistics by Will G Hopkins

実際の文献を例にとって見てみます。メーカ研究員の週報 さんのこの記事「左右対称なダンサーはより魅力的 」を見ると、「分散の48%を占めた」とあるので、この解釈方法としては左右の対称性(独立変数)とダンスのうまさ(従属変数)の結びつきは「大」で、ほとんど「とても大」に近い関係だと言えます。つまり体がきれいに左右対称の形をしている人ほどダンスがうまい、または因果関係が逆でダンスがうまい人ほど体の左右対称性が高い、ということができます。


最近の10年くらいは心理学の統計では効果量(エフェクト・サイズ)「d」や相関関数「r」を表すのが一般的となっています。これは「有意な差」を示す「p値」では効果量の大きさが分からないためです。p値がたとえ0.05いかであったとしても効果量dは「極小」かもしれないし「とても大」かもしれない。この辺はまたの機会にもう少し加工を思っています。


関連する過去の記事:
「統計的な検出力の分析」ジェイコブ・コーエン(しんりの手 )


検索キーワード:statistics effect size, cohen's d, correlation, psychology ,心理学、統計、統計効果量、パワー、統計検出力、significance, statistical power, meaningfulness,

「脳の局在化の問題点」ウィリアム・ユータル(2001年)

William R. Uttal (2001年)
The New Phrenology: The Limits of Localizing Cognitive Processes in the Brain (Life and Mind: Philosophical Issues in Biology and Psychology Series)

この本は今年読んだ本の中でも最も面白い本だった(今年中にランク付けなんかをしてみたいな)。今まで信じてきたものが崩れ去って、新しい価値観を作らざるを得なくなった。心理学、哲学、科学全般、物書き、そんな人に読んで欲しい本。


本の主旨。脳の局在化というのは脳のどの部分が人間のどの機能を司っているかを探る研究だ。脳の局在化はある前提によって成り立っている。しかしその前提の多くは間違っている。なので間違った前提の上に立つ研究の多くも信じられないものだ。そういった間違った内容を一つ一つ吟味しているのがこの本。


脳の局在化を探る方法で最も有名なのが乖離法(かいりほう、または二重乖離法,dissociation, double dissociation)だ。これは脳の一部に障害がある患者達を観察することで、脳の一部を失うことがどんな行動に現れるのかを見る方法だ。

例えば脳の一部「ウェルニッケ領野(Wernicke's area)」に損傷を受けると言葉を理解しにくくなる。乖離法の考え方だと、この例ではウェルニッケ領野が言葉の理解を司っている部分、またはその理解に必要な情報の通り道だということが予想できる。


僕はこの本を読むまでこの研究方法の問題点なんて考えたことも無かったんだけれど、乖離法には確かに重大な問題点がある。それはこうだ。脳は全体として成り立つ一つの機関で、部分部分に分けて考えることに限界がある。例えば上の例で言えば、ウェルニッケ領野に損傷を受けると、それが脳の別の一部分Aに影響を及ぼすかもしれない。その部分Aが実は言語理解に必要なのかもしれない。なので、この事例を何百例集めようが、ウェルニッケ領野が言語理解に必要な部分だとは言い切れない。

wernicke ややこしいでしょ?僕はこの本を最初に読んだ時によく分かんなくてもう一度この部分を読み直さなくてはならなかったよ。僕の理解を例えにしてみます。

あなたは東京に住んでいて、おいしい魚「ソイ」を食べます。で、東京で体験する事例と破壊された部位とから原料地(実は北海道)を探り当てようとします。東北道が破壊されました。北海道からの陸送路が絶たれてソイの市場量が減るので原料地は北のほうかな、と推測します。これは正解に近い。瀬戸内海が破壊されました。造船ができなくなってソイが取れなくなります。または横浜が破壊されて鉄鋼の輸入量が減って造船ができなくなってソイが取れなくなるかもしれない。だからと言って瀬戸内海は横浜がソイの原料地とか通り道ではない。


つまり相互関係が激しく絡み合ってできている一つの組織(脳とか日本の流通機能とか)は損傷の部分とその後の変化からその部位の機能を特定するのは著しく困難なんだと思います。この説には大いに納得。なので、乖離法を元に脳の部分の機能を特定するにはこの前提が危ういものだということを踏まえて、それでも脳の局在化を信じるに足る理由を説明する必要があるでしょう。そこまでしている論文はあるのかな?今まではこの点を気にしないで論文を読んでいたんで、実情が分からない。僕の頭の中ではかなりショッキングな文でした。


今日は論文を書かなくちゃいけないんで、これまで。この本は面白いんで、何回かに分けていろいろ紹介してきますよ。次回は脳の活動のイメージング技術の問題点なんかを紹介するつもり。

検索キーワード:心理学、cognitive neuropsychology, 認知神経心理学、神経科学、neuroscience,  brain localization, psychology of language, linguistic, 言語心理学、Broca's area, ブローカ領野、失語、皮質性運動失語、失書、失談、難読症、識字障害、言語能力、相関関係、

本の紹介:利き茶をする女

今日は統計の本の紹介。「利き茶をする女」という本。

心理学では統計は最も大事な知識の一つだ。人の心という目に見えないものを測るだけに、それを如何に数値に置き換えて、そしてその数値を比べたり吟味することで僕等の研究を科学的に考察することができる。

この本は統計100年の歴史、みたいな本。短く読みやすい区切りで説明されている。主に語られている人は統計の大御所たちピアソン、F検定を作ったフィッシャー、マハラノビス、レビー、マンとウィットニー、ボックス、トゥーキー、などなど。一般人に誤解されやすい統計の話などの面白い話が短く書かれていてお薦め。

本の題名の「利き茶をする女」というのは挿入されている話の一つ。この女はミルクに紅茶を注ぐか、紅茶にミルクを注ぐかで味が変わると言う。物質的にはどっちの順番で注ぐにしろ同じ物質が混ざり合うのだから同じ味がするのでは?ではどんな確率で利き茶に成功すればそれは偶然の域を超えているのか。果たしてこの女性は10回中10回ともお茶利きに成功する。

僕の同僚(心理学の院生)でバーテンダーだったシェルビーはラム・アンド・コークでも同じことができると豪語している。本当?ラムにコーラを入れようがコーラにラムを入れようが味は同じじゃん?試す回数が上がるに連れ、酔いが回るので利き酒は更に難しくなりそう。


ところでアメリカに来た一年目にラム・アンド・コーク(rum and coke)を頼んだところ、すごく仲の良い悪戯好きのルームメートのマット君に発音を矯正された。「ローマ・ン・コック」と発音するべきだ、と。後日、知ったのだけどこれは「Roman cock 」、つまりローマ人のペニスという意味だった。ははは。面白いことをしてくれるじゃないか、マット君。でもお気に入りなんで今でも使わせてもらっているよ。ぶっきらぼうな英語で「ギミー・トゥー・ローマン・カックス」などというのが効果的。バーテンダーがゲイ風のゴツい男の時のご利用は控えめに。

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本の著者: David Salsburg
タイトル: The Lady Tasting Tea: How Statistics Revolutionized Science in the Twentieth Century